長崎県は海岸線が長く、離島も多い県です。佐賀・熊本・鹿児島にも海沿いの町がたくさんあります。 こうした地域で太陽光を検討するとき、最初に確認しなければならないのが塩害です。
ここを飛ばすと、載せた後に「保証が効かない」ということが起こります。製品が壊れてからでは、どうにもなりません。
塩害地域には区分があります
メーカーによって基準は違いますが、おおむね次のように区分されています。
| 区分 | 目安 | 扱い |
|---|---|---|
| 岩礁隣接地域 | 波しぶきが直接かかる場所 | 設置に不向き |
| 重塩害地域 | 海岸から200m〜500m以内 | 設置不可としているメーカーがほとんど |
| 塩害地域 | 海岸から2km以内 | 塩害対応の機種・架台を使えば設置できる場合が多い |
この距離はメーカーごとに違います
いちばん怖いのは、保証が効かなくなることです
塩害地域に対応していない機種を載せてしまうと、不具合が出てもメーカー保証の対象外になります。太陽光は20年30年使う設備です。10年目にパネルが劣化しても、 「設置場所が対象外」と言われれば、その時点で自己負担が確定します。
しかも塩害の影響は、載せた翌年に出るものではありません。数年かけて金具や架台が錆び、端子部分が腐食していきます。施工した会社がその頃まで残っているとも限りません。
錆びるのはパネルだけではありません
- 架台と固定金具 … もっとも影響を受けます。ステンレスやアルミでも、材質の等級が足りないと錆びます。 塩害地域では対応した架台を使います。
- パワーコンディショナ … 屋外設置型は塩害に弱く、屋内設置に切り替えるのが一般的な対策です。 接続箱も同様です。
- ケーブルの端子・コネクタ … 腐食すると接触不良を起こし、発電量が落ちます。原因が分かりにくく、気づくのが遅れます。
- 屋根そのもの … 海沿いの家は屋根材も傷んでいることが多く、パネルを載せる前に補修が要る場合があります。
当社が現地調査で確認していること
- 海からの直線距離を実測し、どの区分に当たるかを判断します
- その距離で保証が有効になるメーカー・機種を絞り込みます
- 波しぶきが届く向きか(同じ距離でも、風向きと地形で条件が変わります)
- パワコンを屋内に置けるか(置き場所と配線経路を先に決めます)
- 屋根と既存の金物の傷み具合(すでに錆が出ていれば、その土地の実際の厳しさが分かります)
離島についても対応します
「載せられません」と言うこともあります
岩礁隣接地域や、明らかに条件が厳しい場所では、お断りすることがあります。無理に載せて数年で錆びさせるより、そのほうがお互いのためだと考えています。
逆に、「海が近いからもう無理だろう」と最初から諦めている方もいらっしゃいます。塩害地域(海岸から2km以内)であれば、対応機種を選べば載せられることがほとんどです。まず調べてみてください。現地調査は無料です。