電気自動車の充電設備について、いちばん多いご相談は 「いくらかかりますか」です。ところが、金額をいちばん動かすのは機器の値段ではありません。
🔴 「いつやるか」です。
🔴 土間コンクリートを打つ前か、あとか
打ったあとだと、①壁に配管を這わせる ②土間を斫(はつ)って通す、 のどちらかになります。②は費用も日数もかかります。
⚠️ いま電気自動車をお持ちでなくても関係があります。外構工事をやり直すとき、配線の管だけ先に通しておくことができます。 機器は後から付ければよく、この「下地だけ作っておく」費用はごくわずかです。
まず、3つの違いを整理します
| できること | 向いている方 | |
|---|---|---|
| 200Vコンセント | 車に充電する。いちばん簡単で安い | まずは充電できればよい方 |
| 充電スタンド(充電器) | コンセントより充電が速い機種がある。ケーブル付き | 毎日たくさん走る方 |
| V2H | 🎯 車から家へ電気を戻せる。停電のとき、車が蓄電池になる | 停電への備えを重く見る方 |
⚠️ V2Hは高価です。機器と工事で、200Vコンセントの何倍にもなります。 ただし、電気自動車の電池容量は家庭用蓄電池よりはるかに大きいのが利点です。 一般的な家庭用蓄電池が6〜10kWhなのに対し、電気自動車は40〜60kWhの車種があります。
🎯 大分市は、V2Hが補助の対象です
🔴 200Vコンセントは、電気工事の資格が要ります
「コンセントを1つ付けるだけ」に見えますが、分電盤から専用の回路を引く工事です。 電気工事士でなければ行えません。
⚠️ ここが、外構工事の会社に頼むときの注意点です。外構専門の会社は電気工事の登録が無いことが多く、その部分を別の電気工事店へ外注します。外注そのものは普通のことですが、日程の調整に人が増え、 責任の所在が分かれます。
当社の場合
分電盤に空きがあるかどうか
200Vの回路を1つ増やすには、分電盤に空きが要ります。空きが無ければ分電盤の交換になり、そのぶん費用が増えます。
⚠️ さらに、契約しているアンペア数も関係します。 充電中に他の家電と重なってブレーカーが落ちる、ということが起きるためです。 エアコン・IH・エコキュートを使っているお宅では、ここを計算してから決めます。
🎯 太陽光や蓄電池を同時に検討している方は、まとめて相談したほうが確実です。どれも分電盤を触る工事なので、1回で済ませられます。
置き場所を先に決める
意外に見落とされるのが、ケーブルが車の給電口まで届くかです。
- 車の給電口の位置は、車種によって違います。前・後ろ・右・左と分かれます。買い替えの予定があるなら、そこも見ます
- 駐車の向き。前から入れるか、バックで入れるかで届く距離が変わります
- ⚠️ 2台目の予定。将来もう1台置くなら、位置を真ん中寄りにしておく手もあります
- 雨がかかる場所か。屋外用の機器ですが、 カーポートの下に置けるなら、そのほうが機器が長持ちします
太陽光と組み合わせると、どうなるか
昼に発電した電気で充電できます。いまの売電価格では、売るより自分で使ったほうが得になる場面が増えています。
⚠️ ただし条件があります。昼間に車が家にあることです。 通勤で毎日出ているお宅では、昼の発電を充電に回せません。 その場合は、いったん蓄電池に貯めて夜に充電する、という形になります。
⚠️ 「太陽光+EV+V2H で電気代ゼロ」は言いません
いつやるのがいいか ── 順番のまとめ
| お宅の状況 | おすすめの進めかた |
|---|---|
| これから外構工事をする | 🎯 いちばん良いタイミング。土間を打つ前に配線の管を通します。 機器は後からで構いません |
| 外構は済んでいる/EVはまだ | ⚠️ 急ぐ必要はありません。買う車種が決まってからのほうが、 置き場所を正しく決められます |
| EVを買った/もうすぐ納車 | 納車前にご相談ください。分電盤の空きを確かめ、 工事の日を納車に合わせます |
| 太陽光も検討中 | 🎯 まとめて相談したほうが確実。どれも分電盤を触るので1回で済みます |
まとめ
- 🔴 費用をいちばん動かすのは「いつやるか」。土間を打つ前なら配線を地中に通せます
- ⚠️ EVがまだでも、配線の管だけ先に通しておくことができます
- 🔴 200Vコンセントは電気工事の資格が要る作業です
- 分電盤の空きと契約アンペアを先に確かめます
- 🎯 V2Hは高価だが、停電のとき車が大きな蓄電池になります。大分市では補助の対象
- ⚠️ 「電気代ゼロ」とは言いません。前提を書いた試算をお出しします
現地調査とお見積りは無料です。九州全域どこでも変わりません。 まだ車種が決まっていない段階のご相談でも構いません。