九州で太陽光・蓄電池の補助金がもらえる市町村【2026年8月版】

九州6県で、いま受付中の補助金は53制度。うち32件は当社が市町村の公式ページで直接確認しました。締切より先に予算が尽きて終わるため、残りの枠を公表している市町から見ていきます。

補助金2026年8月20日6分で読めます

「太陽光の補助金、うちの市はあるんですか」というご質問を、現地調査のたびにいただきます。 答えは市町村ごとにまったく違います。1kWあたり7万円を出すところもあれば、そもそも制度が無いところもあります。同じ県の隣り合った市でも、金額が3倍違うことは珍しくありません。

当社では九州各県・各市町村の公募ページを毎朝自動で確認しています。 2026年8月20日時点で、受付中の制度は53。 そのうち30件は市町村または県の公式ページで直接確認しました。 この記事では、その過程でわかったことをそのまま書きます。

まず、いちばん大事なこと

締切より先に、予算が尽きます

国の蓄電池DR補助金(2026年度)は、3月24日に受付が始まり、5月29日に予算満了で終了しました。締切まで半年以上を残しての打ち切りです。 市町村の制度も同じで、期間内でも枠が埋まれば終わります。「まだ先だから」は通用しません。

だから見るべきなのは締切ではなく、残っている予算です。 調べていて分かったのですが、残り枠を公表している市町がいくつもあります。ここを見れば、いま動くべきかどうかが判断できます。

残り枠を公表している市町(2026年8月20日時点で確認)

市町残り時点
糸島市(福岡)残り2kW分2026年6月29日
大木町(福岡)989万円(予算1,300万円)2026年7月21日
大野城市(福岡)1,702万円(21件が交付済み)
中津市(大分)39,719,000円2026年8月7日
さつま町(鹿児島)774万円2026年8月3日

とくに糸島市は深刻です。太陽光に1kWあたり7万円・上限63万円という手厚い制度ですが、 市は「令和8年6月29日時点 残り2kW分」「0kWになった時点で募集を終了」と公表しています。2kW分は約14万円。締切の11月30日を信じて動くと、まず間に合いません。

すでに終わっている市町があります

受付中のものを探すのと同じくらい、終わったものを知っておくことが大事です。 期待していた補助金が無いと分かるのが契約の直前だと、話がまるごと崩れます。

受付を終了している市町
長崎県佐世保市・島原市・諫早市・大村市・雲仙市・佐々町
佐賀県鳥栖市・嬉野市・神埼市

当社の地元、大村市も終わっています

大村市の太陽光・蓄電池の補助は、申請期間を残したまま予算満了で受付を終了しました。当社は大村市に本社があるため、 地元のお客様には特にはっきりお伝えするようにしています。

県ごとの特徴

佐賀県 — 金額は手厚いが、抽選です

佐賀県内では「SAGAゼロカーボン加速化事業」という共通の枠組みで、太陽光 7万円/kW・上限35万円蓄電池 対象経費の1/3・上限47万円という 九州でも手厚い水準の補助が出ます。ただし注意点があります。

先着順ではなく、抽選です

補助の予定件数は市町ごとに十数件しかありません。唐津市は年13件、佐賀市は17件程度です。 応募がこれを超えると抽選になります。「受付中」でも入れるとは限りません。さらに唐津市は「8月分の応募をもって当該年度の受付を終了」と公表しており、2026年8月31日で今年度が閉じます。

長崎県 — 県が市町の状況を1ページで公表しています

長崎県は県内20市町の実施状況をまとめて公表しています。 補助は太陽光 5万円/kW または 7万円/kW、蓄電池は費用の1/3。 まとめサイトを見るより、まずここを見るのが確実です。 当社もこのページで、受付中の市町と終了した市町を確認しました。

福岡県 — 市町ごとに大きく違います

九州最大の市場ですが、県としての共通枠組みは無く、市町ごとに独自の制度です。金額の幅も大きくなります。

市町太陽光蓄電池
糸島市・大木町7万円/kW・上限63万円(9kWまで)機器費の1/3
宗像市7万円/kW・上限28万円(4kWまで)設置費用の1/3(6kWhまで)
福岡市2万円/kW・上限10万円機器費の1/2・最大45万円(14kWh以上)
筑紫野市2.5万円/kW・最高10万円2.5万円/kWh・最高10万円
朝倉市1万円/kW・最大8万円1万円/kWh・最大8万円

調べていて分かった「落とし穴」

制度があることと、その方が使えることは別です。実際に公式ページを1件ずつ読んで、取り違えると事故になる条件がいくつも見つかりました。

  • 筑紫野市 … 施工業者が「市内に事業所を有する法人・個人事業主」に限られます。市外の業者が施工すると、この補助金は受けられません。当社が施工する場合も対象外です。隠さずお伝えしています。
  • 久留米市 … 一律10万円ですが、対象はZEH+・GX志向型住宅・LCCM住宅で、ZEHは対象外・蓄電池単体も対象外。さらに国の補助金の交付決定が前提です。 太陽光を載せただけでは対象になりません。
  • 南九州市事業者専用です。個人の住宅は対象外で、蓄電池も含まれません。
  • 大分市 … 太陽光への補助は平成30年度で終了しており、いまは蓄電池のみ(一律5万円)です。
  • 鹿屋市・益城町 … 蓄電池の補助ですが、太陽光の設置が前提で、蓄電池だけの導入は対象になりません。
  • 大野城市 … 申請が工事完了後です。ほとんどの制度と逆で、 着工前に出しても受け付けられません。

申請のタイミングを間違えると、全部無駄になります

いちばん多い失敗がこれです。多くの制度は「工事の契約前・着工前」の申請が条件で、 工事を始めてから申請しても受け付けられません。しかも市町によって「着工の2週間前まで」 (嘉麻市・益城町)のように具体的な期限があります。

逆に、大野城市や大分市、さつま町のように設置後に申請する制度もあります。 どちらなのかを最初に確認しないと、取り返しがつきません。

いま受付中の53制度を一覧にしています

長崎県・佐賀県・福岡県・鹿児島県・熊本県・大分県53制度を、 締切の近い順に並べたページを用意しました。金額・条件・公式ページへのリンクを載せています。 当社が公式ページで直接確認したものには印を付けているので、どこまで裏が取れている情報なのかも分かるようにしています。

最後に

補助金は年度ごとに作り直され、予算に達すれば締切前でも終わります。 この記事の内容は2026年8月20日時点で確認したものです。申請の可否・金額・条件の最終的な判断は、必ずお住まいの市町村の公式ページでご確認ください。どこを見ればよいか分からない場合は、当社でお調べしてお伝えします。費用はいただきません。

お住まいの条件で調べます

現地調査とお見積りは、九州全域どこでも無料です。使える補助金があるかどうかも、あわせてお調べします。