東京都の補助金は、桁が違います

クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)の公式ページを2026年10月3日に開いて確かめました。金額が大きいぶん、順番を外したときに失うものも大きい制度です。

金額の桁が、ほかの県とまるで違います(確認日 2026-10-04)

蓄電池は10万円/kWhで、1戸あたりの上限が120万円。既存住宅の太陽光は15万円/kWで上限45万円です。 予算も約1,012億円と桁が違います。 茨城や千葉の市町村が5万〜7万円であることを思えば、同じ「補助金」という言葉で括れません。

🔴 いちばん気をつけるところ ──「事前申込」を、契約より先に出します

東京都の流れは「事前申込 → 工事 → 交付申請兼実績報告」です。太陽光も蓄電池も、まず事前申込を出します。

🔴 千葉県の柏市(蓄電池は工事完了後に申請)とは、まるで逆の順番です。茨城の市町村の「着工前」よりも、さらに早い段階で手を打つ必要があります。

🎯 金額が大きいぶん、順番を外したときに失うものも大きい。だから当社は、見積よりも先に「いつ何を出すか」をお伝えします。

受付の時期(令和8年度・2制度とも共通)
事前申込 … 2026年5月29日 開始 / 交付申請兼実績報告 … 2026年6月30日 から 2029年3月30日 まで

確かめた2つの制度

どちらも「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の一部として実施されています。

令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業

助成額

既存住宅 3.75kW以下

15万円/kW(上限45万円)

既存住宅 3.75kW超

12万円/kW(50kW未満)

新築住宅 3.6kW以下

12万円/kW(上限36万円)

新築住宅 3.6kW超

10万円/kW(50kW未満)

⚠️ 陸屋根の架台設置経費と、防水工事経費の上乗せもあります

主な条件(公式ページの記載より)

  • 未使用品であること
  • 都内の住宅またはその敷地内に新規に設置すること
  • 発電出力50kW未満であること
  • 🔴 JET PVm認証、またはIECEE-PV-FCS制度に加盟する認証機関の認証を受けたモジュールであること

対象 … 個人・法人・管理組合・機器貸与事業者

問い合わせ … 温暖化対策推進課 創エネ支援チーム 太陽光担当 03-6737-7006(平日9:00〜17:00)

公式ページを見る

令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業

助成額

蓄電池パッケージ

10万円/kWh(上限120万円/戸)

蓄電池ユニット増設

6万円/kWh(上限72万円/戸)

⚠️ 上限はいずれも「DR実証に参加しない場合」の額です

主な条件(公式ページの記載より)

  • 都内の住宅に新規に設置された機器であること
  • 🔴 SII(環境共創イニシアチブ)に登録された機器であること

対象 … 記載を確かめた範囲では、太陽光発電の設置は必須条件として明記されていませんでした

問い合わせ … 創エネ支援チーム 蓄電池ヘルプデスク 03-6737-5100

公式ページを見る

区の制度も調べました(5区)

当社がマンションの内装工事で入ってきた墨田区・杉並区と、 茨城の営業所(取手市)から常磐線で行ける足立区・葛飾区・江戸川区です。それぞれの公式ページを開いて確かめました。

🔴 同じ23区でも、出す時期が4通りに分かれます

どこいつ出すか
東京都🔴 事前申込を、契約より先に
葛飾区🔴 事前協議を、工事着工の4週間前までに(太陽光は引渡しの4週間前まで)
墨田区工事着工の1か月前から7営業日前まで(窓があります)
杉並区工事及び支払いが完了した後
足立区設置後。支払いが完了した日から12か月以内
江戸川区🔴 太陽光・蓄電池の単独の制度そのものがありません

🔴 いちばん早く動かないといけないのが葛飾区です。事前協議を着工の4週間前までに出したうえで、審査に3〜4週間かかると区が案内しています。工事の2か月前には動き出している必要があります。

🔴 江戸川区は、制度そのものがありません。「単独での補助金メニューは令和7年度に終了いたしました」と明記されています。区名で検索して古い記事を読むと、あるものと思ってしまいます。

🎯 そのうえ都の制度は「事前申込を契約より先に」。都と区で、出すものも時期も別々に管理する必要があります。

墨田区受付中

令和8年度 墨田区 地球温暖化防止設備導入助成制度

太陽光発電システム

上限 20万円

家庭用蓄電システム

上限 5万円

  • 受付 … 2026年4月1日から 2027年2月26日まで(予算額に達した時点で終了)
  • 🔴 工事着工の1か月前から7営業日前までに、環境保全課の窓口で申請
  • 🔴 着工後の申請は受付できません
  • ほかに 遮熱塗装・断熱改修(断熱材・窓)・LED照明・エネファーム・HEMS・V2H・充電設備・宅配ボックスも対象

問い合わせ … 墨田区 環境保全課 03-5608-6207

区の公式ページを見る(更新日 2026年10月1日)
杉並区受付中

令和8年度 杉並区 再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成(エコ住宅促進助成)

予算の残り(区の発表)

136,499,000円 が残り/ 予算 226,560,000円 ・ 申込率 39.75% / 2026-09-29 時点

太陽光発電システム

1kWあたり 40,000円(限度額 120,000円)

定置用リチウムイオン蓄電池

定額 50,000円

  • 受付 … 2026年4月10日(金)から 2027年2月26日(金)まで
  • 🔴 助成対象機器の工事及び支払いが完了した後、書類をすべてそろえてから申請
  • ⚠️ 申請が予算額に達した場合は抽選を実施することがあります
  • ⚠️ 受付期間内でも、申請が予算枠に達した時点で受付終了

問い合わせ … 杉並区 環境部 環境課 温暖化対策係 03-5307-0672

区の公式ページを見る(更新日 2026年10月1日)
足立区第3期 受付中

令和8年度 足立区 太陽光発電システム及び蓄電池設置費補助金(設置後申請)

太陽光発電システム

1kWあたり 6万円(上限 24万円)

蓄電池

上限 5万円

🔴 足立区内の事業者と契約すると、2割増えます。太陽光は上限28万8千円、蓄電池は6万円になります。
⚠️ 当社は足立区内の事業者ではありません。当社にご依頼いただいた場合は、上の額(24万円・5万円)が上限です。 🎯 差額は4万9千円。ここを隠して金額だけ並べるのは、受けられない額をお見せすることになりますので、先に申し上げます。

  • 🔴 設置後に申請します。「機器等の支払いが完了した日から12か月を経過していない」ことが条件
  • 受付は4期に分かれます … 第3期 2026年10月1日〜12月28日(いまここ)/第4期 2027年1月4日〜2月26日
  • ⚠️ 第1期(4月13日〜6月30日)と第2期(7月1日〜9月30日)は終わっています
  • 🎯 蓄電池だけでも申請できます(太陽光の設置は条件として書かれていませんでした)
  • 申請は郵送(環境部 環境政策課 管理係)

🎯 足立区は、補助制度の受付状況を1ページにまとめて出しています。令和8年10月1日時点では、家庭用燃料電池と戸建住宅向け充電設備が「残りわずか」、 省エネリフォーム(8月21日)・LED照明(9月4日)・再エネ100電力(9月29日)は受付終了でした。ほかの区には無い親切さです。

問い合わせ … 足立区 環境部 環境政策課 管理係 03-3880-5935

区の公式ページを見る(更新日 2026年10月1日)
葛飾区🔴 2か月前から動く

令和8年度 《個人住宅用》かつしかエコ助成金

🔴 工事の2か月前には動き出さないと、間に合いません

区の案内に「事前協議は必ず工事着工4週間前までにお申し込みください」とあります。 太陽光発電システムなどは「引渡し4週間前まで」です。

そのうえ「申請から回答書到着まで3〜4週間程度」と案内されています。

🎯 4週間前+審査3〜4週間 = およそ2か月。ほかの区より、ひと月ぶん早く動く必要があります。

太陽光発電システム

1kWあたり 6万円(限度額 30万円)

蓄電池

助成対象経費の 1/4(限度額 20万円)

🎯 太陽光と蓄電池を一緒に入れる

一律 5万円を加算

太陽光とHEMSを一緒に入れる

一律 1万円を加算

  • 申込 … 2026年4月1日(水)から 2027年3月31日(水)まで【必着】
  • 🎯 23区のなかでは締切がいちばん遅く、年度末まであります
  • 対象 … 区内の、自ら居住する(予定を含む)住宅に入れる方
  • 申請は郵送または窓口(環境部 環境課 環境計画係)。区は郵送をすすめています
  • ⚠️ 予算額や残り件数の記載は、ページに見当たりませんでした

問い合わせ … 葛飾区 環境部 環境課 環境計画係 03-5654-8228

区の公式ページを見る(更新日 令和8年4月1日)
江戸川区🔴 単独の制度は終了

江戸川区脱炭素補助金

🔴 太陽光と蓄電池の補助は、もうありません

区のページに「『太陽光システム』及び『定置型蓄電池』単独での補助金メニューは令和7年度に終了いたしました」と書かれています。

⚠️ 区の名前で検索すると、令和7年度までの記事がたくさん出てきます。それを読んで「使える」と思ったまま工事を進めてしまうと、あとで無いことが分かります。 🎯 区の制度は、あるとは限りません。

令和8年度に残っているもの

再エネ100%電力への切替

一律 20,000円

切替の前後6か月に設備を入れた場合

20,000円を上乗せ(合計 最大40,000円)

集合住宅の一括切替

1戸あたり 10,000円(上限100万円)

ポータブル蓄電池の購入

一律 10,000円(令和8年度は100件の予定)

🎯 江戸川区のお宅では、都の制度が主役になります。都の蓄電池は10万円/kWh・上限120万円ですので、区の補助が無くても大きな額です。ただし都は「事前申込が契約より先」。区の制度が無いぶん、都の順番を外すと何も残りません。

問い合わせ … 江戸川区 環境部 気候変動適応計画課 03-5662-6745

区の公式ページを見る(更新日 2026年9月24日)

⚠️ 都の助成と区の助成を重ねられるかは、ここでは断定しません。杉並区のページには「クールネット東京の補助金を活用するときの留意点」が書かれていましたが、 重ねられるかどうかの明確な記載は読み取れませんでした。 見ていないことを「できます」とは申し上げられませんので、ご相談のときに区へ確かめてお伝えします。

まだ確かめていないもの

クール・ネット東京には、ほかにもこういう制度があります

既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)/東京ゼロエミ住宅普及促進事業/ 住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業/熱と電気の有効利用促進事業/分譲マンション省エネ型給湯器導入促進事業 など。

🔴 名前だけ挙げました。中身は読んでいないので、金額も条件も書きません。ご相談のときに、お客様の工事に合うものをお調べしてお伝えします。

区市の制度は、墨田区と杉並区の2つだけ確かめました。東京都は23区と多摩地域で制度が分かれており、残りの区市はまだ開いていません。 上の2区のように、区によって申請の時期も金額もまるで違いますので、 お住まいの区市の分はご相談のときに確かめてお伝えします。

⚠️ 上の金額と受付の時期は、2026年10月3日に公式ページで確かめたものです。 制度は年度の途中でも変わります。お申し込みの前に最新の内容をご確認ください。当社でもお調べします。

東京都での当社の仕事

当社は墨田区・杉並区のマンション新築で、二重床や木巾木の内装工事を手がけてきました。2026年10月には茨城県取手市に営業所を開き、関東での体制を厚くしています。

🔴 正直に申し上げます。東京都内での太陽光・蓄電池の施工実績は、まだありません。ですので「東京で何件やりました」とは書けません。 書けるのは、九州で積んできた施工の進め方と、補助金を順番から組み立てる段取りです。

金額より先に、順番をお伝えします

東京都は、契約より先に事前申込を出す決まりです。そこを外すと、いくら条件を満たしていても受けられません。

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