オール電化にすると、本当に安くなるのか

安くなる家と、かえって高くなる家がはっきり分かれます。夜間の安い電気を使う仕組みなので、昼に在宅が多いお宅では合いません。判断の分かれ目と、停電したときに何が起きるかを正直に書きます。

太陽光2026年8月23日7分で読めます

「オール電化にすると安くなりますか」。よくいただくご質問です。答えは、お宅によって逆になります。

安くなるお宅と、かえって高くなるお宅が、はっきり分かれます。 どちらになるかは、いつ電気を使うかで決まります。

🔴 仕組みを先に

オール電化向けの電気プランは、夜間の単価が安く、昼間の単価が高い形です。 エコキュートが夜のうちにお湯を沸かして貯めておくことで、安い電気を使いきる。 これが「安くなる」の中身です。
⚠️ つまり、昼にたくさん電気を使うお宅では、高い時間帯に使うことになります。

安くなるお宅/かえって高くなるお宅

こういうお宅
🎯 安くなりやすい・日中は仕事や学校で家に人がいない
いまプロパンガスを使っている(都市ガスより単価が高いため)
・給湯器の交換時期が近い
・洗濯や食洗機を夜に回せる
🔴 かえって高くなりやすい昼間に在宅の時間が長い(在宅のお仕事、小さなお子さん、ご年配の同居)
・すでに都市ガスで、ガス代がそこまで高くない
・料理でガスの火を使いたい
・家族が多く、昼も夜も電気を使う

⚠️ 「オール電化にしたのに高くなった」という話は、ここから出ます。営業の説明が間違っているというより、その家の使い方に合っていなかったということです。

🎯 太陽光があると、話が変わります

昼に在宅が多いお宅でも、太陽光があれば昼の電気を自分で作れます。すると「昼が高い」という弱点が消えます。

さらに、最近のエコキュートには「昼に沸かす」設定があります。 余った電気を売らずにお湯へ変えられるので、いまの売電価格(24円前後)では、そのほうが得になる場合があります。

🎯 いまの太陽光は「売る」より「使う」

売る値段は下がりましたが、買う電気の値段は上がっています。だから、発電した分を自分で使うほど得になる、という形に変わりました。 オール電化・エコキュート・蓄電池と組み合わせる方が増えているのは、そのためです。売電24円時代。それでも元は取れるのか

🔴 停電したとき、何が起きるか

ここは正直に書きます。オール電化の家は、停電すると何も動きません。調理も、給湯も、暖房も止まります。ガスが残っている家との違いはここです。

停電したときオール電化ガス併用
調理🔴 できない(IHが止まる)ガスコンロは使えることが多い
お湯⚠️ タンクに残っている分だけ使えます(非常用の取り出し口がある機種)ガス給湯器も電源が要るため、多くは止まります
暖房🔴 エアコンが止まる石油ストーブなら使える場合があります

⚠️ 見落とされがちなこと

エコキュートのタンクには、お湯が残っています。多くの機種に非常用の取り出し口があり、生活用水として使えます (⚠️ 飲用には向きません。機種の説明書をご確認ください)。
停電のときの取り出し方は、引き渡しのときに必ずご説明しています。知らないまま何年も経っているお宅が多いためです。

🎯 停電への備えを重く見るなら、蓄電池と組み合わせることになります。 ただし⚠️ 全負荷型でも200V非対応の機種では、IHとエアコンが動きません。オール電化の家で蓄電池を選ぶときは、ここが最も大事な確認点です。

停電したとき家じゅうの電気は使えるか(全負荷型と特定負荷型)

切り替えるとき、何が要るか

  • エコキュートの設置 … 屋外に置きます。⚠️ タンクは重く、基礎が要ります。 置き場所と、搬入経路を先に確かめます
  • IHクッキングヒーターへの交換 … 200Vの専用回路が要ります
  • 分電盤の確認 … 空きが無ければ交換になります。契約アンペアも見直します
  • 電気のプランの切り替え … オール電化向けのプランにしないと、 夜間が安くなりません。⚠️ ここを忘れているお宅が実際にあります
  • ガスの解約 … プロパンの場合、ボンベの撤去と精算があります

🎯 いま、エコキュートには国の補助金があります

国の「給湯省エネ2026事業」が動いています。 1台あたり基本7万円+性能加算3万円+古い電気温水器の撤去4万円で、最大14万円ほどが目安です。

🔴 太陽光・蓄電池の国の補助金が2026年度分を終えているなか、 いま確実に使える数少ない制度です。⚠️ 対象の機種が決まっており、登録された事業者でないと申請できません。当社は登録事業者(登録番号 S300619)です。

エコキュートと給湯省エネ2026について

当社の見かた

「オール電化にしましょう」と最初から勧めることはしません。いまのガス代と電気代、ご在宅の時間、給湯器の年数を伺ってから、切り替えた場合と、そのままの場合を並べてお出しします。

⚠️ 昼に在宅が長く、太陽光も載せられないお宅では、「そのままのほうがよい」と申し上げます。⚠️ また、給湯器がまだ新しいお宅は、急ぐ必要がありません。壊れる前に交換すると、使えるものを捨てることになります。

まとめ

  • 🔴 安くなる家と、かえって高くなる家が、はっきり分かれます
  • 🎯 昼に人がいない・いまプロパンのお宅は、安くなりやすい
  • 🔴 昼に在宅が長いお宅は、高い時間帯に使うことになります
  • 🎯 太陽光があると、その弱点が消えます
  • 🔴 停電すると何も動きません。タンクのお湯は使えます
  • ⚠️ 蓄電池を組み合わせるなら、200V対応かどうかが最重要
  • 🎯 エコキュートは、いま国の補助金が使えます(最大14万円ほど)

現地調査とお見積りは無料です。九州全域どこでも変わりません。 検針票とガスの明細を見せていただければ、数字で比べてお出しします。

お住まいの条件で調べます

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