雨漏りの原因は、どうやって突き止めるのか

天井のしみの真上から入っているとは限りません。水は構造の中を横に走ってから落ちてきます。聞き取り・目視・ドローン・散水試験という順番と、散水を下から1か所ずつやる理由、1回で分からないこともあると正直に書きました。

判断のしかた2026年10月25日約7分で読めます

天井に茶色いしみが出た。壁紙が浮いてきた。窓の上から水が垂れる。雨漏りで最初にお困りになるのは「どこを直せばいいのか分からない」ことです。

そしていちばん多い失敗は、原因が分からないまま直してしまうことです。 直したつもりで足場をばらし、次の大雨でまた同じ場所に出る。これを2度3度と繰り返すお宅があります。

🔴 しみの真上から入っているとは限りません

ここが雨漏りのいちばん厄介なところです。水は入ったところから、まっすぐ下に落ちてきません。

  • 屋根から入った水が、野地板や梁を伝って数メートル横に走る
  • 外壁から入った水が、柱を伝って下の階に出る
  • サッシの上から入った水が、窓枠の中を回って下枠から出る
  • 出口は、水が溜まりやすいところ・材料が切れているところになります

だから「天井のしみの真上の瓦を直す」では当たらないことが起こります。 入口を探す作業が、修理そのものより大事です。

当社が見ていく順番

順やること何が分かるか
①お話を伺ういつ出るか(大雨のときだけか、小雨でも出るか)、風の向き、何年前からか。ここでかなり絞れます
②目で見る屋根・外壁・サッシまわり・ベランダ・笠木・排水口。貫通しているもののまわりを重点的に
③ドローンで屋根を撮る登れない屋根、急な屋根でも見られます。撮った画面を一緒にご覧いただけます
④散水試験水をかけて、実際に再現します。これがいちばん確かです

屋根の上はドローンで撮ります

当社は国土交通省の飛行許可・承認(大阪航空局 阪空運航 第11798号)を受けています。瓦を踏んで割ってしまう心配がなく、お客様にも同じ画面を見ていただけます。「上がってみたら瓦が割れていました」と言われても、確かめようがない──という不安がなくなります。

散水試験は「下から1か所ずつ、時間をかけて」

ホースで水をかけて、漏れを再現する方法です。やり方に決まりがあります。

  • 下から順にかけます。上からかけると、どこから入ったのか分からなくなります
  • 1か所ずつ。同時に何か所もかけると、当たっても特定できません
  • 1か所に時間をかけます。すぐには出ません。中を伝って出てくるまで待ちます
  • 室内で見ている人が要ります。出た瞬間と、かけていた場所を合わせます

半日がかりになることもあります。それでも、ここを省くと直す場所が決まりません。

正直に申し上げると、1回で分からないこともあります

強い風を伴う雨のときだけ出る漏れは、散水では再現しにくいことがあります。 隠れた部分(天井裏・壁の中)を開けてみないと分からないこともあります。

そのときは「ここが怪しいが、断定はできません」とお伝えします。可能性の高いところから手を付け、次の大雨で結果を見るという進め方になります。 分からないのに「ここです」と言い切るほうが、お客様にとって損になります。

先に直すべきものの順番

よくある入口直し方の例
サッシまわり・外壁の継ぎ目シーリング(コーキング)の打ち替え
ベランダ・屋上の防水層の端防水のやり直し(かぶせるか、剥がすか)
笠木(手すりの上の天板)笠木の取り替え、下の防水の処理
屋根の棟・谷・板金板金の交換、下葺き材のやり直し
貫通しているもののまわり配管・フード・架台のボルトの処理

外壁の塗装は、雨漏りを止める工事ではありません。塗装と防水の違いは別の記事に書きました。 「雨漏りがするので外壁塗装を」と言われたときは、一度立ち止まってください。

急ぐとき、応急にできること

  • 室内はバケツと養生で受けて、水が広がらないようにしてください
  • 天井裏に水が溜まっていることがあります。電気の配線に触れると危ないので、照明の近くに出ているときは使用を控えてください
  • 🔴 ご自身で屋根に上がらないでください。濡れた屋根はとても滑ります。雨漏りより転落のほうが重い事故になります

千葉県柏市と茨城県取手市に営業所があります。現地調査とお見積りは無料です。原因が分からないまま工事をお勧めすることはしません。

お住まいの条件で調べます

現地調査とお見積りは、九州全域どこでも無料です。使える補助金があるかどうかも、あわせてお調べします。

現地調査・お見積り無料/しつこい営業はしません