「屋根をそろそろ直したほうがいい」と言われたとき、 出てくる言葉が「葺き替え」と「カバー工法」です。
金額が大きく違うので、安いほうに目が行きます。 けれどこの2つは、どちらが良いという話ではありません。屋根の状態によって、選べるかどうかが決まります。
何が違うのか
| 葺き替え | カバー工法 | |
|---|---|---|
| やること | 既存の屋根材を剥がし、下地を直してから新しく葺く | 既存の屋根材を残したまま、上から新しい屋根材を重ねる |
| 下地 | 見える。傷んでいれば直せる | 🔴 見えない。傷んでいても分からないまま蓋をする |
| 重さ | 古いものを下ろすので、軽くなることが多い | 🔴 増える |
| 工期と費用 | 長く、高くなります(撤去と処分が入るため) | 短く、安く収まります |
| 出る廃材 | 屋根材ひとそろい分 | ほとんど出ません |
🔴 カバー工法が使えないことがあります
安く済むからカバーで、と決める前に、次のどれかに当てはまらないかを見ます。
- すでに雨漏りしている … 下地に水が回っています。蓋をしても止まりません。むしろ乾かなくなります
- 下地(野地板)が柔らかい・踏むとたわむ … 新しい屋根材を留める釘が効きません
- 瓦屋根 … 形と重さの関係で、重ねる工法には向きません
- すでに一度カバーしている … 二重の上にもう一枚は載せられません
- 建物が重さに耐えられるか不安がある … 下記
重くなる、ということの意味
古いスレート屋根で、気をつけること
古いスレート(コロニアル・カラーベストと呼ばれるもの)には、アスベストが含まれていることがあります。
含まれている場合、剥がして処分するには決められた手順と費用がかかります。 そのため「撤去せずに上から重ねる」カバー工法が選ばれやすいのですが、 これは費用の理由であって、下地が健全であることとは別の話です。🔴 安いほうを選んだ結果、下地の傷みを閉じ込めてしまうことがあります。
⚠️ 含有の有無は、建てた年と製品で変わります。当社は「この年代だから入っている/いない」と断定しません。調べる方法があるので、必要ならその手順からご説明します。
だから、見る順番が決まっています
| 順 | 見ること | なぜ先に見るのか |
|---|---|---|
| ① | 雨漏りしているか | していれば、原因を突き止めるのが先です。工法の話はそのあと |
| ② | 下地の状態 | ここでカバーが使えるかどうかが決まります |
| ③ | 既存の屋根材が何か | 瓦か、スレートか、金属か。選べる工法が変わります |
| ④ | あと何年住むか | 20年先まで考えるのか、10年もてばよいのかで答えが変わります |
| ⑤ | 工法と費用 | 🔴 ここから話を始める見積りは、一度止めてください |
屋根の上は、ドローンで撮ってお見せします
当社は国土交通省の飛行許可・承認(大阪航空局 阪空運航 第11798号)を受けています。瓦を踏んで割る心配がなく、同じ画面をお客様にもご覧いただけます。
「上がってみたら傷んでいました」と言われても、普通は確かめようがありません。見てから決めていただくために、まず画で見せます。
足場を1回で済ませる
「カバーでいけます」と即答されたら
下地をどうやって確かめたのかを聞いてみてください。屋根に上がらずに、あるいは数分見ただけで断定できるものではありません。
当社は、下地が傷んでいれば「カバーでは安く済みません」と申し上げます。千葉県柏市・茨城県取手市・長崎県大村市から伺います。現地調査とお見積りは無料です。