屋根は葺き替えか、カバー工法か。どこで分かれるのか

どちらが良いかではなく、下地の状態で決まります。すでに雨漏りしている、野地板がたわむ、瓦屋根。この3つではカバー工法は選べません。重さが増えることの意味と、見てもらう順番を書きました。

判断のしかた2026年10月26日約7分で読めます

「屋根をそろそろ直したほうがいい」と言われたとき、 出てくる言葉が「葺き替え」と「カバー工法」です。

金額が大きく違うので、安いほうに目が行きます。 けれどこの2つは、どちらが良いという話ではありません。屋根の状態によって、選べるかどうかが決まります。

何が違うのか

葺き替えカバー工法
やること既存の屋根材を剥がし、下地を直してから新しく葺く既存の屋根材を残したまま、上から新しい屋根材を重ねる
下地見える。傷んでいれば直せる🔴 見えない。傷んでいても分からないまま蓋をする
重さ古いものを下ろすので、軽くなることが多い🔴 増える
工期と費用長く、高くなります(撤去と処分が入るため)短く、安く収まります
出る廃材屋根材ひとそろい分ほとんど出ません

🔴 カバー工法が使えないことがあります

安く済むからカバーで、と決める前に、次のどれかに当てはまらないかを見ます。

  • すでに雨漏りしている … 下地に水が回っています。蓋をしても止まりません。むしろ乾かなくなります
  • 下地(野地板)が柔らかい・踏むとたわむ … 新しい屋根材を留める釘が効きません
  • 瓦屋根 … 形と重さの関係で、重ねる工法には向きません
  • すでに一度カバーしている … 二重の上にもう一枚は載せられません
  • 建物が重さに耐えられるか不安がある … 下記

重くなる、ということの意味

カバー工法は、古い屋根材を載せたまま新しい屋根材を足します。屋根は建物のいちばん高いところにあるので、そこが重くなると、地震のときの揺れ方が変わります。軽い屋根材を選べば増え方は小さく収まりますが、「増える」こと自体は変わりません。古い建物では、ここを無視できないことがあります。

古いスレート屋根で、気をつけること

古いスレート(コロニアル・カラーベストと呼ばれるもの)には、アスベストが含まれていることがあります。

含まれている場合、剥がして処分するには決められた手順と費用がかかります。 そのため「撤去せずに上から重ねる」カバー工法が選ばれやすいのですが、 これは費用の理由であって、下地が健全であることとは別の話です。🔴 安いほうを選んだ結果、下地の傷みを閉じ込めてしまうことがあります。

⚠️ 含有の有無は、建てた年と製品で変わります。当社は「この年代だから入っている/いない」と断定しません。調べる方法があるので、必要ならその手順からご説明します。

だから、見る順番が決まっています

順見ることなぜ先に見るのか
①雨漏りしているかしていれば、原因を突き止めるのが先です。工法の話はそのあと
②下地の状態ここでカバーが使えるかどうかが決まります
③既存の屋根材が何か瓦か、スレートか、金属か。選べる工法が変わります
④あと何年住むか20年先まで考えるのか、10年もてばよいのかで答えが変わります
⑤工法と費用🔴 ここから話を始める見積りは、一度止めてください

屋根の上は、ドローンで撮ってお見せします

当社は国土交通省の飛行許可・承認(大阪航空局 阪空運航 第11798号)を受けています。瓦を踏んで割る心配がなく、同じ画面をお客様にもご覧いただけます。

「上がってみたら傷んでいました」と言われても、普通は確かめようがありません。見てから決めていただくために、まず画で見せます。

足場を1回で済ませる

屋根の工事には足場が要ります。外壁の塗装、ベランダの防水、雨どいの交換、太陽光を載せる予定。このあたりを同じ時期にまとめると、足場代が1回で済みます。 順番を間違えると、足場代だけで何十万円か余計にかかります。

「カバーでいけます」と即答されたら

下地をどうやって確かめたのかを聞いてみてください。屋根に上がらずに、あるいは数分見ただけで断定できるものではありません。

当社は、下地が傷んでいれば「カバーでは安く済みません」と申し上げます。千葉県柏市・茨城県取手市・長崎県大村市から伺います。現地調査とお見積りは無料です。

お住まいの条件で調べます

現地調査とお見積りは、九州全域どこでも無料です。使える補助金があるかどうかも、あわせてお調べします。

現地調査・お見積り無料/しつこい営業はしません