ブロック塀は、どこを見れば危ないと分かるのか

高さは地盤から2.2m以下か。1.2mを超えるなら3.4mごとに控え壁があるか。傾き、1mm程度以上のひび割れ、基礎の有無。国土交通省が示す点検のポイントを、ご自宅で見られる順に並べました。倒れて人に当たったときの責任にも触れています。

判断のしかた2026年10月25日約7分で読めます

「古いブロック塀が気になるけれど、どこまで危ないのか分からない」。 外構のご相談で、いちばん多く伺う言葉のひとつです。

塀は、建っている間はなにも言いません。倒れるときは、地震のときか、台風のときか、子どもがぶつかったときです。そして倒れた先に人がいると、土地の持ち主の責任になります。

専門家でなくても見られるところがあります。国土交通省が示している点検のポイントを、順にご説明します。

まず、メジャーで測れる3つ

見るところ目安外れていたら
高さ地盤から2.2m 以下超えていれば、それだけで基準から外れています
厚さ10cm 以上。高さが2mを超えるなら15cm 以上薄い塀が高く積まれている形は、いちばん危ない組み合わせです
控え壁高さが1.2mを超えるなら、3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突き出した控え壁長い塀がまっすぐ続いているだけなら、ここが抜けています

控え壁は「支え」です

塀に対して直角に突き出している短い壁のことです。横からの力(地震・風・ぶつかり)に耐えるためのもので、 長い塀にこれが1枚も無ければ、倒れる向きに何も抵抗がありません。 ブロック1個の長さが40cmほどなので、ブロック8〜9個ごとに1枚が目安になります。

次に、目で見る4つ

  • 傾いていないか … 目で見て分かるほど傾いていれば、それははっきりした印です
  • ひび割れ … 1mm程度以上のひびは、自治体の点検表でも記入する項目になっています
  • 基礎があるか … 地面から直接ブロックが始まっていないか。コンクリートの基礎が要ります
  • ぐらつき … 手で押してみて動くなら、中の鉄筋か基礎に問題があります
  • 汚れ・白い筋・欠け … 水が内部に回っている印です。中の鉄筋が錆びて膨らみ、ブロックを割っていきます

🔴 いちばん大事なところは、外から見えません

ブロック塀の中には鉄筋(9mm以上)が縦横に入っていなければなりません。ところが、これは外観からは確認できません。

古い塀では、鉄筋が入っていない・本数が足りない・錆びて細くなっている、ということが起こります。上の7項目が全部そろって見えても、中が空なら倒れます。だから点検の資料はどれも「1項目でも当てはまれば専門家に相談を」という書き方になっています。

倒れて人に当たったら、持ち主の責任になります

建築基準法第8条は、建築物の所有者・管理者に対して敷地・構造・設備を適法な状態に保つよう努めることを求めています。 塀が倒れて通行人に被害が出た場合、土地の持ち主の責任が問われる可能性があります。

道路に面した塀は、特に先に見てください

通学路や歩道に面している塀は、倒れた先に人がいる確率が高くなります。自治体によっては、危険な塀の撤去に補助を出しているところがあります。柏市・我孫子市・松戸市など、お住まいの市の制度は、ご相談のときにお調べしてお伝えします。

直すか、低くするか、撤去するか

やり方向いているとき
控え壁を足す高さと厚さは足りていて、支えだけが無いとき
上だけ減らす(低くする)高すぎるだけで、下のほうは傷んでいないとき。費用がいちばん軽く済みます
撤去してフェンスにする中の状態が分からない古い塀。見通しがよくなり、倒れるものが無くなります
撤去だけ塀そのものが要らなくなっているとき。駐車場を広げたいときにも

「全部やり直し」しかない、ということはあまりありません。低くするだけで基準の中に収まることもあります。 まず見て、どれで足りるかをお伝えします。

当社にご相談いただくとき

  • 高さ・厚さ・控え壁の間隔を実測します(その場で分かります)
  • 傾き、ひび、ぐらつき、基礎を見ます
  • 撤去するなら、出たものの処分までお見積りに入れます(→ 一部分だけの解体の記事もご覧ください)
  • そのあとをどうするか(フェンス・駐車場・そのまま)まで一緒に決めます

千葉県柏市と茨城県取手市に営業所があります。現地調査とお見積りは無料です。その場での契約はお願いしません。

お住まいの条件で調べます

現地調査とお見積りは、九州全域どこでも無料です。使える補助金があるかどうかも、あわせてお調べします。

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