千葉・東京で太陽光は出力制御されるのか。公表資料で確かめました

2026年3月1日、東京電力エリアで初めて出力制御が実施されました。制御量184万kW、11時から16時。2026年度の見通しも0.029%から0.90%へ上方修正されています。ただし住宅用の実績は、公表資料では確認できませんでした。

関東の事情2026年10月25日約7分で読めます

「九州は出力制御が多いけれど、関東は心配ない」。 太陽光を検討されるとき、こう聞いたことがある方は多いと思います。長いあいだ、それは事実でした。

ところが2026年に入って、状況が変わりました。当社は本社が長崎県にあり、九州で出力制御をずっと見てきた立場です。 関東に営業所を置いた以上、ここは調べておかなければならないと考えて、公表資料を確かめました。

2026年3月1日、東京電力エリアで初めて実施されました

いつ何が起きたか
2026年3月1日東京電力パワーグリッドの管内で、再生可能エネルギーの出力制御が初めて実施されました。制御量は184万kW。時間帯は11時から16時です
2026年4月同じ東京エリアで、6日間の出力抑制が行われたと、電力広域的運営推進機関(OCCTO)の検証結果に記録されています
2026年度の見通し東京エリアの出力制御率は0.90%、制御電力量は約2.5億kWh。当初の想定は0.029%でしたから、大きく上方修正されたことになります

数字はいずれも、電力広域的運営推進機関(OCCTO)の検証資料と、 国の有識者会議で示された見通しによるものです(2026年10月25日に確認)。

🔴 ただし、住宅用がどうだったかは分かっていません

ここは正直に申し上げます

上の数字はエリア全体のものです。10kW未満の住宅用太陽光が、東京エリアで実際にどれだけ制御されたのか。 これは、当社が確認できた範囲の公表資料では示されていませんでした。だから「住宅用も制御されました」とも「住宅用は対象外です」とも申し上げません。 分かっているのは、エリアとして制御が始まり、見通しが上がったという事実だけです。

まとめサイトでは「東京・関西・中部の住宅用はほぼ0%」と書かれていることがありますが、これは2026年3月より前の状況を指していると思われます。3月に初実施があった以上、その記述をそのまま今の判断材料にはできません。

制御されるのは「売る電気」です。家の中で使う電気は止まりません

ここを取り違えると、必要以上に不安になります。 出力制御は、電線に送り出す電気(売電するぶん)を一時的に絞るものです。

  • 家の照明や冷蔵庫が止まるわけではありません
  • 影響を受けるのは、その時間に売っていたぶんの収入です
  • 制御は、電気が余る時間帯(昼間の、よく晴れた休日)に起こりやすい … 3月1日の実施も11時から16時でした

だから、自分で使う割合を上げることが効きます

出力制御は、こちらで止められるものではありません。できるのは「売る量に頼りきらない形にしておく」ことだけです。

  • 蓄電池 … 昼に余ったぶんを溜めて、夜に使う。売らずに自分で使えば、制御の影響を受けません
  • エコキュート・EV … 昼に沸かす・昼に充電する。使う時間を昼に寄せる考え方です
  • 容量の決め方 … 売電の収入を前提に大きく載せるより、使う量に合わせるほうが読みが外れにくくなります

柏市は蓄電池7万円・V2H25万円の補助が受付中です

千葉県柏市の「ゼロカーボンシティ促進総合補助制度(家庭向け)」は、2026年10月1日時点で予算3,325万円のうち2,134万円が残っています(市の公式ページで確認)。 🔴 ただし太陽光のほうの加速化補助金は、予算額に達して受付が終わっています。また柏市は、太陽光が契約前の申請、蓄電池などが完了後の申請と、同じ市の中で時期が逆になります。

九州で見てきたことを、そのまま申し上げます

九州では、出力制御がもっと早くから行われてきました。 そこで分かったのは、「制御があるから載せないほうがよい」という話にはならないということです。 制御されるのは晴れた昼の一部の時間で、発電そのものが止まるわけではありません。

大事なのは、売電の収入を多めに見積もった計画を出されたときに、それを疑えるかどうかです。 関東はこれまで制御がなかったぶん、売電前提の試算がそのまま使われている可能性があります。0.029%の想定が0.90%に変わった、という事実を知っておいてください。

当社は見ていないものを「大丈夫です」とは申し上げません。 住宅用の実績が公表されていないことも、このとおりお伝えします。現地調査とお見積りは無料です。その場での契約はお願いしません。

お住まいの条件で調べます

現地調査とお見積りは、九州全域どこでも無料です。使える補助金があるかどうかも、あわせてお調べします。

現地調査・お見積り無料/しつこい営業はしません