「九州は出力制御が多いけれど、関東は心配ない」。 太陽光を検討されるとき、こう聞いたことがある方は多いと思います。長いあいだ、それは事実でした。
ところが2026年に入って、状況が変わりました。当社は本社が長崎県にあり、九州で出力制御をずっと見てきた立場です。 関東に営業所を置いた以上、ここは調べておかなければならないと考えて、公表資料を確かめました。
2026年3月1日、東京電力エリアで初めて実施されました
| いつ | 何が起きたか |
|---|---|
| 2026年3月1日 | 東京電力パワーグリッドの管内で、再生可能エネルギーの出力制御が初めて実施されました。制御量は184万kW。時間帯は11時から16時です |
| 2026年4月 | 同じ東京エリアで、6日間の出力抑制が行われたと、電力広域的運営推進機関(OCCTO)の検証結果に記録されています |
| 2026年度の見通し | 東京エリアの出力制御率は0.90%、制御電力量は約2.5億kWh。当初の想定は0.029%でしたから、大きく上方修正されたことになります |
数字はいずれも、電力広域的運営推進機関(OCCTO)の検証資料と、 国の有識者会議で示された見通しによるものです(2026年10月25日に確認)。
🔴 ただし、住宅用がどうだったかは分かっていません
ここは正直に申し上げます
まとめサイトでは「東京・関西・中部の住宅用はほぼ0%」と書かれていることがありますが、これは2026年3月より前の状況を指していると思われます。3月に初実施があった以上、その記述をそのまま今の判断材料にはできません。
制御されるのは「売る電気」です。家の中で使う電気は止まりません
ここを取り違えると、必要以上に不安になります。 出力制御は、電線に送り出す電気(売電するぶん)を一時的に絞るものです。
- 家の照明や冷蔵庫が止まるわけではありません
- 影響を受けるのは、その時間に売っていたぶんの収入です
- 制御は、電気が余る時間帯(昼間の、よく晴れた休日)に起こりやすい … 3月1日の実施も11時から16時でした
だから、自分で使う割合を上げることが効きます
出力制御は、こちらで止められるものではありません。できるのは「売る量に頼りきらない形にしておく」ことだけです。
- 蓄電池 … 昼に余ったぶんを溜めて、夜に使う。売らずに自分で使えば、制御の影響を受けません
- エコキュート・EV … 昼に沸かす・昼に充電する。使う時間を昼に寄せる考え方です
- 容量の決め方 … 売電の収入を前提に大きく載せるより、使う量に合わせるほうが読みが外れにくくなります
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九州で見てきたことを、そのまま申し上げます
九州では、出力制御がもっと早くから行われてきました。 そこで分かったのは、「制御があるから載せないほうがよい」という話にはならないということです。 制御されるのは晴れた昼の一部の時間で、発電そのものが止まるわけではありません。
大事なのは、売電の収入を多めに見積もった計画を出されたときに、それを疑えるかどうかです。 関東はこれまで制御がなかったぶん、売電前提の試算がそのまま使われている可能性があります。0.029%の想定が0.90%に変わった、という事実を知っておいてください。
当社は見ていないものを「大丈夫です」とは申し上げません。 住宅用の実績が公表されていないことも、このとおりお伝えします。現地調査とお見積りは無料です。その場での契約はお願いしません。